プロフィール

Ciels・Paysages代表 水真洋子 について

 

 

Ciels・Paysages代表 水真 洋子

Ciels・Paysages代表 水真 洋子

博士(ペイザージュ学、景観科学)
ペイザジスト (仏国農業省認定資格CESP)
フランス国立高等研究実習院(EPHE)、博士研究員
パリ・東アジア文明研究センター所属研究所(CRCAO)
ヴェルサイユ国立ペイザージュ高等学校研究所(LAREP)、研究員

<経 歴>

◆1978年大阪府生まれ

◆2002年、琉球大学農学部卒業後、青年海外協力隊の植林隊員及びNGO《緑のサヘル》の職員としてから4年間、アフリカのブルキナ・ファソで緑化活動に従事。

◆2008年、フランスの名門校・国立ヴェルサイユ高等造園学校にて造園学を専攻。

◆2017年、ヴェルサイユ国立高等造園学校付属研究室に所属し、「日本の公園 におけるフランス造園学の影響 」をテーマに博士論文を執筆。博士課程を修了。

◆現在、日本とフランスで造園(ランドスケープ)に従事する人たちの架け橋となり、両国の造園従事者の視察コーディネートや講演活動など、多岐にわたるサポートをするなかで、《豊かさ》を生み出すことを手がけている。

 

〈マイストーリー〉

 

「本当の《豊かさ》って何だろう?」

「本当の《幸せ》って何だろう?」

 

これは、私が子どもの頃から抱いていた問いです。

「お金があれば豊かで幸せになれる」とは思えませんでした。

 

一人ひとりが《豊か》で《幸せ》に

生きられる世界をつくるために貢献したいと思い、

大学では森林について学びました。

まず地球にやさしい環境を作ることが

大切だと思ったからです。

 

その後、世界最貧国の一つ

アフリカ西部・ブルキナ・ファソで

植林活動に従事しました。

 

3年間、現地の人たちと共に生きて感じたことは、

すべてが『調和』した暮らしが

《豊かさ》と《幸せ》につながるということ。

 

経済優先の社会のなかで、

どうやったら人々、社会、自然環境など、

全てが丸く調和した世界になるのか、

と考え続けました。

 

そして、フランスのとある仕事にたどり着いたのです。

それが、「ペイザジスト (paysagiste)」。

 

「ペイザジスト (paysagiste)」とは、

「ペイザージュ(paysage:風景、景色、眺め)」

をつくる人のことを意味します。

 

つまり、「ペイザジスト (paysagiste)」には、

風景や景色を創造するという役割があります。

 

 

「つなぐ」

 

では、どんな「風景」をつくるのか?

どのようにつくるのか?

だれと?

なんのために?

 

 

「ペイザジスト (paysagiste)」の使命は、

一言で言うと、

「つなぐ」仕事です。

 

 

「つなぐポイント」は様々で

自然と人間だったり、都市と田舎だったり、

はたまた人間同士だったり。

 

その「つなぎ目」も色々で

芸術、生活、習慣、伝統などの文化面や、

農業、漁業、林業、産業などの生業面、

生態系保全や汚染対策などの環境面など、

とても多岐に渡ります。

 

 

いろいろたくさん繋いで、

一つの「風景・景色」をつくりあげる。

 

これがペイザジストの使命だと、

私は考えています。

 

 

 

「風景」をつくる

 

ではどんな風景をつくるのか?

 

「風景・景色」は、

誰か一人によって創られるものではありません。

 

すべての人々の生きざまや

活動や感性などと重なり合いながらできていくものです。

 

ですので、

一部の人だけにとって良いものであっては、意味がありません。

みんながお互いを思いやる生き方ができた時に、

初めて、豊かな「風景・景色」ができあがってくるのです。

 

言い方を変えると、

私たち一人ひとりがより良い生き方ができる「風景・景色」をつくることが、

ペイザジストのお仕事、と言えます。

 

今の社会の中には、私たちを「分ける」概念が至る所に隠れて存在します。

性別、専門、職種、地位、とかいろいろ。

 

これらによってできた境界を超越して、

新しくつないでみると、

全く違った風景が見えてきます。

時には「新しい価値観」が生まれる時もあります。

小さな変化が、大きな変化へとつながります。

 

このように、

皆が豊かで幸せに生きる「風景・景色」をつくるのが、

ペイザジストの使命なのです。

 

 

これからの世界に合った「風景」を想像し創造する

 

ペイザジストは、

庭園や公園、緑地、都市、国土などの

さまざまな規模の空間を「設計」するお仕事である、

と理解されがちです。

 

しかし、これからの世界では、

これらのお仕事だけでは足りないと

私は考えています。

 

 

2020年より発生した

新型コロナウィルスの世界的感染により、

「ソーシャルディスタンス(社会的距離)」などの

新しい概念が世界的に定着しました。

 

それに伴い、過密都市のリスクや、

都市空間の衛生的安全性が、

今まで以上に問われています。

 

 

また、自然と解離した現代社会の生活スタイルに、

疑問をもつ人たちが増え、

田舎に生活拠点を移す人たちが世界中でたくさん出てきています。

 

今まので常識や価値観が、確実に変わりつつあります。

 

 

従来の建築家的発想からくるランドスケープは、

すでに限界にきています。

 

人工と自然の対立を「超越」した景観づくりが、

今、求められています。

 

 

日本とフランスのペイザージュ

 

日本とフランスは、

お互いを尊敬し合える“両想い”の国どうしです。

 

異なる文化の中から、

共通点や相違点を発見し、

認め合い、高め合える関係性が

しっかりと築かれています。

 

フランスのペイザジストの世界観を垣間見ることで、

日本を知ることができます。

 

日本を知ることで、見える世界が変わります。

 

見える世界が変わることで、

今まで気づかなかった自分を知ることができます。

 

 

私たち一人ひとりがより良い生き方ができる

「風景」を

身の回りからつくりはじめてみませんか?

 

 

この想いに共感してくださる方と、

お会いできることを

とても楽しみにしています。